2017年01月22日

映画『沈黙‐サイレンス‐』をみた

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『沈黙‐サイレンス‐』を観てきました。予告編の冒頭、マーティン・スコセッシ監督の「はじめて原作を読んだあの日から28年 ずっとこの作品のことを考えてきました」の言葉。私もはじめて原作を読んだあの日から20年以上が経ち、それから何度も読みあれこれ考え続けてきた作品なだけに、映画化はとても嬉しく、初日の朝一番で観てきました。



初めて遠藤周作の『沈黙』を読んだのは中学2年か3年の秋。読んでいる途中で遠藤周作が亡くなりました。なぜ読もうと思ったのか、どう感じたのか、書き出したらきりがないのでひかえますが、高校生になっても、大学生になっても、社会人になっても、幾度と無く読み返した作品です。母にお願いして長崎にも行きました。私はキリスト教徒ではないし、わざわざ読書好きと公言するほどの読書家ではないけれど、『沈黙』は繰り返し読み、そのたびに物思いにふけったのでした。10代で出会った本の存在は特別です。新品で買った本もうボロボロ。

大学生になる時、御殿場から京都の下宿先に持って行く荷物をまとめる際に、荷物の量を最小限に抑えるように心がけました。そこで外せなかったのは『沈黙』でした。その後は引っ越しを繰り返し、そのつど手放した本はたくさんあるけれど、『沈黙』はずっとそばに置いていました。そういえば2011年には遠藤周作没後15年企画、神奈川県立近代文学館にて開催の遠藤周作展にも行ったな。

町田市立国際版画美術館/神奈川県立近代文学館

今年のお正月に『沈黙‐サイレンス‐』のNHK番組で『切支丹の里』からの引用があり、御殿場に置き去りにしてしまっていた『切支丹の里』を自宅に持ってきました。1997年10月の芸術新潮「遠藤周作で読むイエスと十二人の弟子」も思うことがあって何度も読んだ雑誌だけれど、御殿場の本棚にしまったまま。持ってきたら良かった。あらためて、じっくり読みたい。遠藤周作の他の作品もあわせて、読み返したい。

今は遠藤周作にゆかりのある夙川カトリック教会が近くにあるなんて、不思議な縁です。

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posted by NEKONQUISTA at 22:36| 日記

2016年10月22日

駒門風穴(こまかどかざあな)

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本日のブラタモリで溶岩洞窟「富士風穴」(ふじふうけつ)が紹介されて思い出しました。御殿場にも噴火による風穴があります。「駒門風穴」、御殿場では”こまかどかざあな”と呼ばれています。富士風穴は山梨県の青木ヶ原樹海にあり平安時代の「貞観噴火」(864年〜866年)によるものです。駒門風穴は静岡県御殿場市のなんの変哲も無い場所にあり、約1万年前※の「三島溶岩流」によってできたものです。富士山麓では最古の溶岩洞窟で、さらに長さも408mと最大級。(富士風穴は約200m)観光地としてはあまりメジャーではないけれど、国の天然記念物で、御殿場で生まれ育った人なら絶対に知っているし、ちょっと神聖なイメージがわく場所であります。洞窟の中は年間を通して約13℃。真夏でも心地よい冷気を感じることができます。風穴の脇には富士山の伏流水が湧いている場所があります。写真は2007年に撮影したもの。

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ブラタモリによれば、富士風穴は日本の養蚕業が盛んだった時代に蚕の卵の貯蔵庫として活用されていたとのことでしたが、調べたところ駒門風穴も同じでした。「蚕養神社」というものが付近にあるそうな。私も行ったことがありますが蚕養神社の存在には気づきませんでした。絹糸の輸出の本を読んだばかりでしたので少しばかり気になったのであります。あらためて見に行ったり、地元の人の話を聞いてみたいと思いました。

それからブラタモリでは、青木ヶ原付近の赤い地層は噴火の際に溶岩によって焼かれた土と紹介されていましたが、御殿場の土も赤かった記憶があります。でも御殿場一体の赤土の原因は別だったような、、、また聞いてきます。

駒門風穴
※8500年前の爆発と記載しているところもあり、本当のところあまりよくわからない
中部地方整備局
清水町商工会「柿田川の生い立ち」
タグ:静岡県
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2016年01月06日

味の記憶は最高の○○○「のっぽパン」

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2015年の帰省時に御殿場駅で見つけて思わず4本を購入しましたが、今年も改札口を出て真っ先に確認したのは「のっぽパン」の有無でした。昨年はレジ横にちょこっと置いていたのが、今年はパン売り場でしっかり場所を確保しています。定番のクリーム、チョコ、ピーナッツの他に今回は、「じゃりじゃりメイプル」が登場。去年の今頃は「いちご&クッキー」でした。

関西に戻ってくる時に三島駅の売店で4種類を購入し、帰宅してクリームを食べました。ほっとする美味しさ。なんと言いますか、パンを口に含んで呼吸した時の「のっぽパン」風味が、なんとも形容しがたく美味。言葉ではうまく説明できませんが「のっぽパン」風味としか言えないのっぽパン感を感じます。難しいな。風味といい食感といい、昔から変わらない「のっぽパン」をゆっくりじっくり味わって、幸せいっぱいです。

パン屋さんのパンとはまったく別の種類の美味しさです。そう感じるのは、私にはまだ「のっぽパン」の味や香りの記憶が残っているからかなと思います。「のっぽパン」にとくに思い出が無い人にとっては何の変哲も無い普通の菓子パンです。ふとどこかで、「おふくろの味」を思い出す感覚に近いような、違うような。昔を思い出しながら駄菓子を味わう感覚に近いかもしれません。特別に美味しいわけでもないのに懐かしさにつられてつい食べてしまう感じがとくに。

「空腹は最高の調味料(スパイス)」なんて言うようですが、このような「(味の)記憶」は最高の・・・何でしょうね。
隠し味?でも気づいてしまうものだし別に隠れてはいないな。薬味・トッピング…ではなさそうです。つなぎ?下味?フレーバー??

「じゃりじゃりメイプル」は、初めて食べた味でしたが、やはり「のっぽパン」でした。お砂糖のじゃりじゃりした食感がgoodです。毎回こうしてパッケージの写真を残していくと、面白いです。一番の定番「クリーム」のキリンの顔(^^)このままでいてほしい。
タグ:静岡県
posted by NEKONQUISTA at 00:29| 日記

2015年09月30日

「独語−アラビア語」のグーグル翻訳が利用急増、移民流入で

この点についてはあまり気にせずニュースを眺めていたけれど、やはりコミュニケーションの問題がありました。
Google翻訳を使う時、実は国語力(なんというか、日本語or英語の語彙数)がかなりポイントになってくるなと感じます。日本語の比喩がたまたまドイツ語においても同じ言い回しをすることもあるかもしれませんが、おおよそおかしなドイツ語が翻訳の結果としてかえってくる。うまく使いこなしている方に話を聞くと、いかにシンプルな表現にまで削ぎ落とせるかがコツ、のようなことを仰っていました。
しかしできるだけお世話にならずに、自分の言葉で伝えていきたいものです。

そういえば昔、もう20年ほど前になるだろうか、Sonyの「ペラペラ」という音声つき(旅の)電子辞書があったような気がします。
これかな。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press_Archive/199708/97-075/

タグ:ドイツ
posted by NEKONQUISTA at 00:45| ドイツ

2015年09月20日

映画「ふたつの名前を持つ少年」を見てきた

「アンネの追憶」、「黄色い星の子供たち」、「サラの鍵」、「さよならアドルフ」、「コルチャック先生」、「さよなら子供たち」・・・ホロコーストと子どもをテーマにした映画。今日は、「ふたつの名前を持つ少年」を見てきました。
父親との約束“生き延びる”を守るために、父親や手を差し伸べてくれた人々から得た知恵と約束をきちんと守ることで本当に生きて終戦を迎えることができた少年。私は終始、ぎゅっと手を組んだまま見ていました。ハラハラします。生きててくれて、良かった。

このテーマの映画や本、ドキュメンタリーなどを見ていると、「民族の誇り」とか「信仰」とはいったい何だったのだろうかとあれこれ思うところがあります。“隠れキリシタン”系のテーマでも同じことを思いました。中学生の頃からずっと、不思議に思っています。「ふたつの名前を持つ少年」からはちょっと飛躍してしまう感想ですが^^;

でも、主人公ユレク(スルリック)をユダヤ人と知りながら、彼の賢明さに気付きとてもかわいがってくれたSS将校とその家の人たちは、ユレクを“ユダヤ人”ではなく、一人の子供としてみなしてくれたところに、私は少し救いを感じました。おそらくこの映画のポイントはそこではないのだと思いますが、中盤でホッとしていました。

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タグ:映画 ドイツ
posted by NEKONQUISTA at 19:16| 日記